嚥下障害を予防して肺炎をシャットアウト
怖い病気 誤嚥性肺炎が高齢者の命を奪う
唐突ですが、高齢者(90歳~94歳)の死亡原因2位は肺炎です。なぜ高齢者には肺炎が多いのでしょう?
肺炎は一般的に風邪が悪化した病気程度に考えられていますが、高齢者における肺炎の原因は誤嚥性(ごえんせい)肺炎によるものです。
肺炎による入院と体力低下、食事がうまくできないことによる栄養不足が病気に悪化をかけ亡くなるケースが多いのです。
なぜ嚥下障害で肺炎になるのか
誤嚥(ごえん)とはいわゆる「飲み込み」が正しくできない症状です。飲み込みのことを医療では「嚥下(えんげ)」と言います。誤嚥とは誤った嚥下ということで、通常の飲み込みが機能していないことです。誤嚥が頻繁に起きることを「嚥下障害」「嚥下機能低下」などとも言います。
嚥下がうまくできないと気管支に食べ物や飲み物、唾液が入り込み咳き込みます。すると食べ物や口内にある細菌が気管支に入り込み、肺の中で増殖して炎症を起こします。これが肺炎の原因になるのです。
年代別の肺炎の死亡数は下記のグラフにまとめてありますが、75歳以上 100歳未満で多くの方が肺炎で亡くなっています。高齢者の肺炎は殆どが誤嚥性肺炎といわれていますから年間10万人以上が誤嚥性肺炎による死亡者と言っても過言ではありません。
嚥下障害の原因は入れ歯にもある
恐ろしい嚥下障害ですが、これは入れ歯が合っているかと密接に関係しています。
まず歯が欠けていると食べ物をよくかみ砕けません。充分にかみ砕いていない食べ物を飲み込む結果、嚥下(飲み込み)がうまくいかず気管支に食べ物が入ってしまうのです。
しっかり飲み込める入れ歯が必要
嚥下機能を回復するためにしっかり噛める入歯が重要なのは言うまでもありません。しかしもっと大事なのは「しっかり飲み込むことができる入歯」なのです。
口の中では舌や顎の筋肉や骨が共同作業をして嚥下をしています。それぞれの筋力が落ちたり、顎がずれてくるとうまく飲み込めないのです。
治療用義歯で嚥下機能を回復
フェリーチェで提供している「治療用義歯を使った入れ歯作り」は、噛めるだけではなく「嚥下機能も回復すること」を目指しています。
嚥下機能を改善するためには入れ歯の土台の形状が大切です。厚さ、形状を調整して食べ物がよく流れやすいよう、喉に引っかからないよう、舌がうまく動くように調整する必要があります。
これらは一度口内の型をとっただけではわかりません。治療用義歯をつくり数ヶ月の間モニタリングして何度か義歯を作り替えながら噛みやすい、飲み込みやすい形状に進化させていきます。
ぜひピッタリの入歯で肺炎を予防し、美味しく健康な日々を送りましょう。
ピッタリの入れ歯だとよく噛んで、よく飲み込める。 そんな当たり前の食生活を送りましょう
通常の入歯 | フェリーチェの入歯 |
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よく噛めない 飲み込めない |
よく噛める 飲み込める |
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誤嚥による 気管への細菌混入 |
健康で安全な 食生活 |
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誤嚥性肺炎のリスク増大 | 誤嚥リスクの減少 |
脳の血流を測って、入れ歯を作ります
フェリーチェの入れ歯作りではお客様の脳血流を測って嚥下障害の起こりにくい入れ歯を作ります。
フェリーチェは世界に先駆けてこの研究を神奈川歯科大学、明治大学との研究を進めてきました。
嚥下時に脳血流は大きく変化します。その変化を確認して飲み込みやすい入れ歯を作る技術をもっています。
それが脳血流を測定することによる嚥下障害の数値化です。脳を流れる血流は人の筋肉の動きやストレスを表すことがわかってきました。
それを解析し、義歯を作るのに有効なデータを集め、「飲み込みやすい義歯、よく噛める義歯、痛くない義歯」をデータで検証することができるようになったのです。
高齢者は会話や意思疎通に課題のある人も多いのが事実です。そのため、「痛さや飲み込みやすさ」を医師や技工士に充分に伝えられないのです。
脳血流を測定すれば本人の身体がどう負担を感じているかを視覚化でき、、身体に合った義歯を作ることができます。
これまで勘と経験によって行なわれていた義歯製作をデータで変革する画期的なシステムです。ぜひ提携の歯科医院にてご相談ください。
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多くの研究と実証によって裏付けられた当グループの治療用義歯を使ってご自身にピッタリの入歯を選定して下さい。