口の機能低下は死亡リスクに
東京大学高齢社会総合研究機構・飯島勝矢教授によると最新の研究では口の機能によって介護度が上がったり、死亡リスクに繋がることがわかりました。
約2000人の調査結果からわかったことは、介護度の上昇や死亡リスクに繋がる口の特徴は以下の6つとのことです。
- 残っている歯が20本未満
- かむ力が弱い
- 口を巧みに動かせない
- 舌の力が弱い
- かたい食品が食べづらい
- むせやすい
飯島教授によればこのうち3つ以上当てはまる人は「口の働きが衰えている」とのこと。このグループを4年間追跡したところ死亡率は衰えていないグループの2倍になる事がわかりました。さらに介護が必要になった割合は2.35倍と高リスクであること。
口の衰えは栄養バランスの悪い食事につながる
口が衰えてくると硬い食事が噛めなくなります。すると偏食がおきて肉類が食べられなくなり、結果としてタンパク質が取れないためさらに噛む筋力が衰えるという現象につながります。
今度は落ちた筋力により余計に硬い食事が食べられなくなるという悪循環が起きるとのことです。
高齢者は筋力の衰えを補うために肉などのタンパク質を摂取することが求められていますが、実際には口の衰えから食べられない人が多いとのこと。また長生きのためにも少し太り気味のほうがよいそうです。
最近ではこのような口の衰えを「フレイル」とうい言葉で表現しています。身体機能の「メタボ」と同じようなイメージです。
口の機能低下を避けるためには入れ歯も有効な手段です。(入れ歯の効果は医学的にも証明されています)
当サイトの情報や信頼できる歯科医と相談して「フレイル」防止を心がけましょう。
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